■途中出場組が高めに
柴崎岳、原口元気、旗手怜央はＣ評価となった。現在の日本代表では柴崎と原口は控え組。柴崎は要所で良いプレーを見せるも、守田英正と田中碧と比べると物足りなさがある。ベトナム相手には圧倒的なプレーを見せ、中盤を制してほしかった。原口も久保建英との連係でゴールに迫るシーンやチャンスを作ることもあったが、決定的な仕事が求められるだけに評価は低くなっている。
スタメンでＡ代表デビューとなった旗手だったが、セルティックで見せていたような圧巻のプレーは沈黙。チグハグ感は拭えなかった。そこにはやむを得ない部分もある。合わせる時間も短いなかでのＡ代表デビュー。期待値が高いだけに、評価は低くなってしまった。それでもポテンシャルは高く、今後のサバイバルレースで生き残れるか、注目していきたい。
途中出場の守田と田中がＢ＋となった。この２人が途中出場したあとの日本はガラッと変わった。空気が変わったように感じた。ＶＡＲによりゴール取り消しとなったが、田中は積極的な攻撃参加でゴールネットを揺らした。さらに守田は「無双」状態であったと言っても過言ではない。セカンドボールを果敢に拾い、攻守にリズムをもたらした。加えてドリブル突破を見せるなど、圧倒的な存在感だった。
