日本代表は3月24日、FIFAワールドカップカタール・アジア最終予選グループB第9節のオーストラリア代表戦で2−0の勝利。これにより7大会連続7度目のW杯出場を決めた。
今回の一戦で評価を上げた選手は誰なのか。今回サッカー批評編集部では、オーストラリア代表戦の森保一監督を含めたメンバーを独自に評価した。※C-からA+までの5段階で査定
■雨中の激闘
オーストラリアのシドニーで行われた一戦は、試合前から雨に見舞われピッチコンディションは最悪。日本は劣悪なピッチに苦戦する様子もあったが、それでも結果は2−0の完封勝利。雨中の激闘を制し、日本がW杯出場を決めた。
まずGK権田修一はA評価。最も重要なオーストラリア戦で見事完封し、5試合連続のクリーンシート(無失点)を達成。オーストラリア戦でも守護神に助けられたシーンは何度もあった。
1アシストの山根視来はA評価だ。川崎フロンターレホットラインから、最後はラインギリギリでボールに追いつき三笘薫の先制ゴールをアシスト。納得のA評価だろう。吉田麻也にはA評価をつけた。主将として日本を牽引し、見事W杯出場に導いた。インタビューでの涙は忘れられない。長友佑都はB評価だが批判がある中、中山雄太と交代するまで最後まで走り続けた。試合前のウォーミングアップ、さらにはベンチに下がってからも声を張り上げ、チームを鼓舞し続けた。長友の涙も印象的だった。