■鬼木監督「3連覇もかかっているこの1試合」

 その後、車屋紳太郎が負傷交代するも、川崎がこの1点を守り切って試合は終了。2022年シーズンを勝利で迎えることに成功した。

「3連覇もかかっているこの1試合にまず全力を注いで、何がなんでも勝点3を取りたいという思いがあった」と開幕戦への強い気持ちを明かした鬼木達監督も、「難しいゲームだったが、勝ち切れたこと、それと選手が体を張ってくれたことが良かった」と選手を褒めたたえた。

 一方で、昨季とは違って中盤の“強度不足”も目立った。20年、21年シーズンでは圧倒的強さを見せつけたが、選手の入れ替わりもある中で、今季公式戦2試合では相手にチャンスを作らせる場面も散見される。

 それでも、まだ2試合。何より、3連覇の難しさを知っているのが鬼木監督だ。新加入選手でこの2試合に先発出場しているのはまだチャナティップだけ。瀬古樹と有望な大卒選手がフィットすれば、チーム力は上がる。26(フロ)周年を迎える今季、何がなんでも3連覇を成し遂げる。

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