■2月18日/J1第1節 川崎フロンターレ 1-0 FC東京(等々力)
川崎フロンターレが3連覇へ白星発進だ!
2022年のオープニングゲームを戦う川崎は、開幕戦からいきなりFC東京との多摩川クラシコという難しい試合を戦うこととなった。FC東京は今季からアルベル監督がチームを率いており、その戦術はベールに包まれた状態。一方で川崎は、2月12日に富士フイルム・スーパーカップを戦っており、相手に戦術を披露していただけでなく、浦和レッズに敗戦を喫していた。
そんな中で、序盤からリズムを掴んだのは前年王者だ。スーパーカップでは左ウイングで先発したチャナティップがインサイドハーフで先発。左ウイングに入ったマルシーニョにスルーパスを送るなどチャンスを作ってみせた。
一方でFC東京は、今冬の高校選手権で青森山田高校を主力として優勝に導いた新人MF松木玖生がいきなり先発デビュー。高卒ルーキーとは思えぬフィジカルとメンタルの強さを見せ、王者とも堂々とやり合った。前半途中からはそのFC東京のペースとなり、川崎はなんとかスコアレスで前半を折り返す。
後半に入っても流れは変わらない。スペイン人指揮官が率いる青赤軍団が攻め込む時間が続いたが、そんな閉塞感を打破したのは、頼れるストライカーだ。81分、昨季リーグMVPのレアンドロ・ダミアンが、コーナーキックから技ありヘディング弾を決める。それまで神セーブを連発していたGKヤクブ・スウォビィクの手も届かない軌道でのゴールだった。