遠藤保仁を超えていけ!「残留とともに世代交代も求められる」ジュビロ磐田【J1全18チーム・2022年「理想布陣」タスクと達成難度】(3)の画像
画像:サッカー批評WEB編集部
■【画像】遠藤保仁を超えていけ! ジュビロ磐田の2022年シーズン理想フォーメーション

 2022年のJリーグ開幕が迫ってきた。各チームは初戦に向けて仕上げに入っていこうとしている。
 目標を達成するには、明確なゴールの設定と、そこに至る道筋の逆算が必要だ。開幕戦は確かに大事だが、リーグ戦の1試合に過ぎず、その後もチームの歩みを止めないことが肝要だ。
 ぶれなく前進するために必要なJ1の各チームが追いかける「理想」と、そこにたどり着くための道のりを探る。

■3シーズンぶりのJ1での戦い

 ジュビロ磐田にとって、3シーズンぶりのJ1での戦いになる。今季の目標は当然、J1残留になるだろう。

 ただし、1年間だけJ1での寿命を延ばすのでは意味がない。さらなる高みへ、未来へとつながる戦いぶりが求められるのだ。

 磐田としては、野心的な補強を施したと言っていいだろう。最終ラインには、出場機会には恵まれなかったものの、U-24ブラジル代表として東京オリンピックに参加したリカルド・グラッサを迎えた。磐田の下部組織で育った袴田裕太郎は、左ウィングバック、あるいはサイドバックとしてもプレー可能。さまざまなシステムを用いることになりそうな今季の磐田で、重宝されることになるかもしれない。

 そう、伊藤彰新監督は、戦術マニアとして知られる。ヴァンフォーレ甲府では成功に導けなかったものの、限られた戦力ながらもJ1昇格を争った。その引き出しの多さは、格上相手に戦うことになるチームを大いに助けるはずだ。

PHOTO GALLERY ■【画像】遠藤保仁を超えていけ! ジュビロ磐田の2022年シーズン理想フォーメーション
  1. 1
  2. 2
  3. 3