■台頭が期待される生え抜き
前線も1トップ2シャドー、あるいは2トップのどちらも考えられる。昨季のJ2得点王のルキアンは移籍したが、杉本健勇を獲得。ジャーメイン良は昨季の横浜FCではシャドーでもプレーしたが、最前線もこなせる。指揮官の要求に応えられる人材だ。
そのシャドーのポジション、さらに中盤の底が、未来を占う鍵か。昨季はボランチとして遠藤保仁が存分にタクトを振るったが、そのマエストロも42歳。いつまでも頼ってばかりはいられない。
台頭が期待されるのは期限付き移籍から戻った上原力也。昨季はベガルタ仙台をJ2降格から救うことができなかったが、J1でレギュラーとしてプレーした。この生え抜きが遠藤にも、山本康裕にもポジション争いで勝っていくことが、クラブの未来をも明るく照らすことにつながる。