■遠藤、田中碧とともにもはや替えのきかない選手

 攻守に躍動して見せた守田。試合後のオンライン取材では、前半20分過ぎから田中碧と左右のインサイドハーフのポジションを入れ替えたことを聞かれ、インサイドハーフの左右は試合の流れの中で変わるものだとし、スタートの左サイドでは長友を前に上げたい、南野を中に入れたかったが、自分がそのタイミングを上手くつかめず、そうしたポジショニング、プレーが得意な田中と変わってもらったことを明かしていた。

 結果、相手を大きく揺さぶる、速くスムーズなパス回しができるようになり、32分の酒井のタテパスから伊東の見事な突破、南野のゴールが生まれたのだ。

 攻撃、守備、戦術眼を兼ね備えたオールマイティかつハイレベルなMF守田英正。共に中盤を務める遠藤航、田中碧とともにまさに替えのきかない選手になっていると言えるだろう。

 彼の存在感が増せば増すほど、その不在時は、日本代表は大きな危機を迎えると言えそうだ……。

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