■五輪ではもっと多くの選手を使うべきだった
大住「本当に、人数合わせみたいな感じがする。ヨーロッパのクラブの監督は時々、文句を言うよね。シャルケの監督も、板倉滉は旅行をしてきただけだったと怒っていた」
大住「板倉は最終ラインで冨安健洋か吉田麻也、中盤でも遠藤航が欠けたって、どこでもできるだけの力がある選手だからね。冨安、吉田がいるというのは少し不運ではあるけれど、シャルケの監督がそう言うのも無理はないと思う。1点リードした試合の終盤に入れたりしてもいいと思うんだけどね。今年の6月から五輪にかけて見ていたら、すごい選手だなと思ったよ。3月のアルゼンチン戦でもすごかった。アルゼンチンとの2戦目で田中碧とボランチを組んでいて、ものすごく良かった」
後藤「あのポジションは大変だよね。守田英正もいるんだから」
大住「板倉はオリンピックでもあまり出番がなくて気の毒だった」
後藤「オリンピックでもメンバーを固定しちゃったからね。あの時もうちょっと、いろいろとまわして(ターンオーバーして)くれていればなあ」
大住「僕は当時、森保一監督の肩を持っていたけどね」
後藤「僕らの立場は逆転しちゃったね。試合の流れというのは、恐ろしいね。何かのきっかけで逆転しちゃうんだよね」