■郷家と藤田以外にも目が離せない
後半途中からはキャプテンマークを巻いて堂々と振る舞い、チームを最後まで油断させず試合を終わらせた。
ヴェルディで試合に出るようになった時から既に、ピッチに立てば相手が先輩でも関係なく堂々と指示を出し、檄を飛ばしていた。徳島でも、試合に出れば中心選手としての振る舞い方を見せ、コメントもその目線で出している。そんな彼は、同世代のチームで別格の存在感を放った。将来の還元役として五輪のトレーニングパートナーに選ばれるこれ以上の人選はなかったということを自ら示した。五輪代表の基準を新たな世代に還元した意味はとてつもなく大きい。
キャプテンマークを巻いた2人が大きな還元をもたらしたチームは、アジアカップに駒を進めた。新たなスタートを切った彼らがどうなっていくか。郷家、藤田だけでなく、全ての選手から目が離せない。
■試合結果
香港 0―4 日本
■得点
14分 藤尾翔太(日本)
49分 藤尾翔太(日本)
63分 郷家友太(日本)
85分 細谷真大(日本)