【ルヴァンカップ決勝プレビュー】「固い盾同士」の決戦に影響する「72時間」【名古屋グランパスvsセレッソ大阪】の画像
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JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦 名古屋グランパスセレッソ大阪
10月30日(土)|13:05 埼玉スタジアム2002

 名古屋グランパスの初戴冠か、セレッソ大阪の4年ぶりの優勝か。タイトルを懸けた緊張感高まる一発勝負だが、一筋縄ではいきそうもない。
 試合を一層難しくするのが、この決勝の3日前に行われた天皇杯準々決勝だ。その一戦に先週末のリーグ戦から、名古屋は大きくメンバーを変えることなく臨み、C大阪はターンオーバーを施した。結果は、C大阪の3-0での勝利となった。
 名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督は、もともとメンバーをあまり変えない指揮官だ。ただし手駒は豊富であり、先発で起用せずともジョーカーとして怖さを増す選手もいる。
 C大阪にしてみれば、天皇杯で得たのは勝利だけではない。清武弘嗣が復帰し、CKからアシストを記録。この決勝で先発しても、何らおかしくはない。
 ともに守備は安定している同士の激突で、先制点の重みはさらに増すだろう。選手も緊張感高くプレーし、指揮官も采配に頭をフル回転させる。頂点を目指しさまざま絡み合う思いが、試合をさらに熱くさせそうだ。

■名古屋グランパス

【出場停止】なし

【直近5試合結果】
天●0-3 C大阪(H)
L△2-2 神戸(H)
ル●1-2 FC東京(A)
ル○3-1 FC東京(H)
L●0-1 広島(A)

【通算対戦成績】
H 27試合・15勝 6分 6敗
A 24試合・11勝 3分10敗
計 51試合・26勝 9分16敗

【直近対戦成績】
2021年10月27日 天皇杯QF ●0-3(H)
2021年 5月 8日 J1第13節 ○1-0(H)
2020年10月10日 J1第21節 ○1-0(H)
2020年 7月12日 J1第 4節 ○2-0(A)
2019年 7月13日 J1第19節 ●0-3(A)
2019年 5月 8日 ル杯第5節 △2-2(H)

【今節のみどころ】
 この決勝が「馴染み」である選手が2人いる。柿谷曜一朗木本恭生である。
 2人はともに、2017年のルヴァンカップ決勝に出場している。川崎フロンターレ相手の2-0の勝利に先発出場で貢献した。大舞台での経験は、初優勝を目指すチームにとって、大きな後押しとなることだろう。
 さらに2人にとって、昨季まで所属していたC大阪も馴染みの存在だ。このファイナルは、よく知る選手も多い古巣との対戦となる。相手を知り尽くしていることも、チームの助けとなるはずだ。
 また2人とも、先発でも交代出場でも力を発揮できる選手だ。柿谷と木本が、優勝のキーマンとなる可能性は十分にある。

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