■初選出を待望する声が多いウィンガー

三笘薫 写真:原壮史 フォーメーション図:サッカー批評編集部

 2人目は川崎フロンターレからベルギーにプレーの場を移した三笘薫だ。ケガの影響もあり東京五輪では期待通りのプレーを見せることができなかったが、今季からプレーするロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズですでに活躍している。

 加入後、しばらくは途中出場が多かった三笘の評価を上げたのは、10月16日に行われたベルギー1部第11節セラン・ユナイテッド戦だ。1人少ない状況で後半頭からの途中出場を果たすと、リーグ戦初ゴールを含むハットトリックの活躍。続くオイペン戦で初先発を果たし、PKを誘発するプレーも見せた。

 ベルギーでも徐々に評価を上げ、出場機会が増えている三笘をA代表に推す声も高まっている。森保ジャパンが土壇場の10月12日のオーストラリア代表との一戦で採用した、4−3−3にフィットすることは間違いない。

 一人で打開できるドリブルが持ち味の三笘が代表に加われば、新たなオプションが生まれる。また、ジョーカーとしての役割も良いかもしれない。三笘の初招集に期待したい。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2
  3. 3