日本代表はカタールワールドカップ・アジア最終予選の初戦オマーン代表戦でまさかの黒星(0−1)。ホームでの第1戦を落とした日本は、続く2節の中国代表戦ではかろうじて1−0の勝利を収めた。もはやワールドカップ出場が当然の目標となってきている日本にとって、初戦の黒星には森保一監督への批判の声も上がった。常に「次」を考えておくのは、サッカーでは必要なこと。日本代表の次期監督候補としてふさわしいのは誰なのかーー。
■森保監督への批判の声も…
イビチャ・オシムの後任として就任した岡田武史以降、アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、バヒド・ハリルホジッチと外国人監督が続いた。ハリルホジッチ監督はロシアワールドカップ前に電撃解任となり、ワールドカップ本番は西野朗監督が日本代表を指揮。日本は決勝トーナメント一回戦で敗れたものの、FIFAランキング1位のベルギーをあと一歩のところまで追い詰めた。
その後に就任したのが、現日本代表監督の森保一だ。就任後11試合連続の無敗となっていたが、アジアカップ決勝のカタール代表戦で就任後初の敗戦。続くコロンビア代表との国際親善試合でも0−1の敗戦を喫し、2連敗となった。招待国として参加した2019年のコパ・アメリカ(南米選手権)では、ウルグアイ代表相手に2−2のドローも、1勝もあげることができなかった。
ワールドカップアジア2次予選では格の違いを見せつけた日本だったが、最終予選では9月2日に行われたホームのオマーン戦でまさかの敗戦。歴史的敗戦を喫した森保監督に対して厳しい声も飛んでいた。第2戦の中国戦には1−0の勝利を収めたものの、10月の代表戦はサウジアラビア代表、オーストラリア代表と厳しい戦いが続く。ここで2連勝を収めることができなければ、森保監督の立場も危ういかもしれない。