■可能性は0ではないが…
可能性は限りなく0に近いが、これくらいのビッグネームを呼んでほしいという希望も含めて、この男の名前をあげる。それはジネディーヌ・ジダンだ。昨季までレアル・マドリードを率いていたが、今は監督業に就いていない。
ジダンはカスティージャ(Bチーム)の監督を経験し、2016年〜2018年と2019年〜2021年までレアルを率いた。レアルでは2015/16シーズンから前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇。その他、ラ・リーガやスーペルコパ・デ・エスパーニャ、クラブワールドカップのタイトルなどを獲得した。言うまでもなく、世界ナンバーワンといっていい実績を誇る監督だ。
ジダン氏はレアルを率いていたということもあり、システム化された戦いというよりは、どちらかというと個に頼る戦術である。組織された守備や連係の良い攻撃を得意とする日本に合うかどうかは分からないが、ジダン氏が指揮することによる化学反応も期待したい。
アーセナルやリバプールといった世界的名門や、CLに出場できるクラブなどに在籍する日本人選手も増え、世界トップレベルの試合を経験している選手も多い。ジダンのようなカリスマ性もあるビッグネームをそろそろ招聘してもいいのではないか。今の日本には、それだけのインパクトが必要かもしれない。