9月14日と15日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の結果、東地区では韓国の3チームがベスト8入り。日本から残ったのは大邱(テグ)FCを破った名古屋グランパスのみとなった。
長居球技場(ヨドコウ桜スタジアム)でのセレッソ大阪対浦項(ポハン)スティーラーズの試合は、前後半でまったく様相の異なる試合となった。
立ち上がりから積極的に仕掛けたのは浦項。右サイドのパラシオスのスピードを生かしたドリブル突破と、左サイドでのサイドハーフの姜祥佑(カンサンウ)とそれを追い越していく金侖成(キムリュンソン)のコンビネーションによってサイドを攻略。そして、ピッチ中央ではアンカーの申光勳(シングアンフン)ともう一人のMF申嗔浩(シンジンホ)が巧みにボールを裁く。ワンタッチパスやヒールパスも多用していたから、テクニックにはかなりの自信を持っているのだろう。
これに対して、かなりC大阪は引き気味だった。最終ラインとMFのラインが10~20メートルとコンパクトなのは良いが、浦項はここにもプレッシャーをかけてきた。