■伊藤のブンデスデビューに驚きはない
J2でプレーしていた選手が、5大リーグのピッチに立つ──。
それが夢物語ではないことを、伊藤洋輝が証明してみせた。7月までジュビロ磐田の一員だったこの22歳は、今夏にドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトに加入し、早々にリーグ戦デビューを飾ったのだ。
伊藤はJ2の枠に収まらないポテンシャルの持ち主だ。ブンデスリーガでプレーしていることにも驚きはない。そのうえで言えば、自分なりのストロングポイントを持ち、それを表現できる精神的な逞しさを持っていれば、J2からでも世界へ飛び出すことはできる。伊藤を獲得したシュツットガルトのスヴェン・ミスリンタットSDが「日本の2部リーグは非常に良い」と評価したように、J2は確かな競争力を備えている。
それでは、久保建英(マジョルカ)、冨安健洋(アーセナル)らが活躍する世界へ飛躍するポテンシャルを持った選手を紹介しよう。期待値込みの選出だが、彼らの潜在能力は想像力を豊かにしてくれる。