■2試合1ゴール…物足りない森保ジャパン

 結局、大迫のゴールが決勝点となり、日本は1−0の勝利を収めた。今回の最終予選で初勝利を収めたことに対する評価はできる。だが、2試合を戦ってゴールはわずか「1」。試合内容も含め、物足りなさを感じる、10月の代表戦に不安を残す形となった。アジアのレベルが上がっているのはもちろんだが、それ以前に日本の決定力不足、ゴール前でのアイディアの少なさ、そして森保一監督の手腕に疑問を感じるものであった。

 決定力不足は以前から言われ続けていることで日本の永遠の課題と言える。ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキや元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのような圧倒的な決定力を誇るストライカーはなかなか出てこないもの。大迫に当てて2列目の選手が飛び出したり、クロスに合わせるだけでなく、もう2つ、3つ攻撃のパターンがほしい。

 アジア最終予選では5人の交代枠があるが、ハーフタイムを除く3回まで交代が認められている。今回の中国戦では3回の交代で1人ずつ選手を投入したため、5人の交代枠が認められているものの、結局3人しか交代できなかった。それは古橋亨梧長友佑都の怪我ということもあるが、それでもせっかくフランスから追加招集したオナイウ阿道や中国戦から合流の守田英正を使っても良かったのではないか。

 東京五輪にも参加し疲れも見えていた吉田麻也、酒井(オマーン戦後に離脱)、遠藤航を酷使するならば、積極的な選手交代も必要だったかもしれない。だが、その3人に頼らなければいけないのも事実。選手層の底上げも必要となるだろう。

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