■大迫が先制も…失速した中国戦の後半

 初戦のオマーン戦で0−1の敗戦を喫した日本は、中立開催地のカタール・ドーハに乗り込んだ。酒井宏樹南野拓実などが離脱する中、中国との一戦に臨んだ日本はここでも苦戦を強いられる。前半からボールを保持する時間が多いものの、ち5バックを採用してきた中国からゴールを奪うことができない。日本はボールは繋がるものの、中国が中央を閉じ簡単に大迫へボールを入れさせないようにしていた。オマーン同様、大迫への対策をしてきたのだ。

 それでも日本は伊東純也の見事な突破から、大迫の「カンフーシュート」が決まり前半40分に先制。半端ない大迫のゴールが決勝ゴールとなり、日本が1−0の勝利を収めた。

 だが、日本は後半に失速。前半とは明らかに違っていた。前半はほぼワンサイドゲームになっていたが、交代策で打開を図ってきた中国に攻められる場面もあった。70%以上の支配率で18本ものシュートを放っている日本のゴールはわずか「1」。前半に先制していただけに、後半は特に物足りなさを感じた。

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