■10月はさらに厳しい戦いに!?

 2試合を終え、日本は勝ち点3の得失点差0となっている。初戦から黒星を喫した日本だが、ここからはさらに厳しい戦いが待っている。各国の状況によって開催地が決まることになるが、日本は10月7日にアウェイでサウジアラビア代表、同月12日にはホームでオーストラリア代表と対戦する。アウェイ戦で中東・サウジアラビアというのは、非常に厳しい戦いになるのは間違いないだろう。さらに、その後すぐ、このグループで最大の敵と言ってもいいオーストラリアとも激突する。9月以上に苦しい戦いが予想されるだろう。

 ここから1か月間あるが、選手は各クラブに戻り試合をこなす。1か月間代表での活動はない。また、各選手のクラブでの状況はさまざまだ。主力として毎試合出場し続ける選手もいれば、試合に出られない、もしくは出場機会が限られる選手もいる。さらにはこの期間中で他の選手が評価を上げスタメンから外れる選手、新天地でプレーする選手と本当にさまざまだ。また2試合に先発した長友はまだ無所属で、仮に新天地が決まったとしてもレギュラーとしてプレーできるかは不明だろう。

 新しい選手を試している時間もなく、そう考えると各クラブで選手各々が調子を上げていくしかない。森保監督次第ではあるが、10月のメンバー選考は今回のメンバーがベースになるだろう。過去に招集した選手、もしくは初めて招集する選手は少なくなると予想される。9月の2試合で大苦戦を強いられた日本代表は、10月にさらなる厳しい戦いが待っている。このままで日本代表は大丈夫なのだろうか――。

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