■超攻撃的サイドアタック <3-4-2-1>

 第26節の広島戦後の会見で、DF槙野智章は「最近は3バックのシステムも練習している」と明かしていたが、今シーズンの浦和は3バックを採用する相手に対して思うように勝ち点を積み重ねられていない傾向がある。今後は相手チームの布陣によってはミラーゲームを狙って3バックを主軸にする試合もあるかもしれない。実際、3-1-4-2のフォーメーションは、直近では第27節の湘南戦で後半38分から採用されている。

 この布陣では、WBにMF田中達也と西を置いてみたい。走力のある田中はWBを長らく主戦場としてきた。ドリブラーとしての評価も高く、浦和のサイド攻撃の起点になっている。西も神戸時代にWBでプレーしたことがあるし、またMF関根貴大も以前の浦和でペトロヴィッチ監督時代にはWBで起用されていたため、WBだけでも様々な組み合わせが可能だ。

 ここに、ユンカーの補佐役としてSHに小泉と江坂を同時起用すれば、サイドアタックから最後はゴール前でユンカーが仕留めるといった超攻撃的な布陣となるだろう。

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