「ユンカー&木下康介の2トップ」に超攻撃的サイドアタック…可能性は無限!【浦和レッズ・五色のフォーメーション】(2)の画像
キャスパー・ユンカー 撮影:中地拓也
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この夏の大型補強で戦力をアップさせた浦和には、複数のポジションをこなせる選手がそろっている。MF明本考浩、MF小泉佳穂、DF西大伍などはシーズン当初からチームの主力として活躍していて、さらに日本代表のDF酒井宏樹をはじめ、MF江坂任、DFアレクサンダー・ショルツなどが加わった。ユーティリティの高い選手をどのように起用するか―今後、浦和は相手チームのフォーメーションや試合の状況によって、様々な選手を組み合わせながら、システムを併用する機会が増えるだろう。サポーターの声や直近の傾向を参考にしながら、そのバリエーションを考えてみた。

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■ユンカーと木下「ノルウェー時代同僚」2トップ <4-4-2>

 リーグ戦で4-4-2のシステムでスタートしたのは、今シーズンは7試合ある。今後も相手チームのシステムによって試合開始から採用されることも多そうだ。この布陣では、エースのFWキャスパー・ユンカーやFW興梠慎三を中心に前線の並びを組み合わせることが多かったが、チーム随一のユーティリティプレーヤーである明本も2トップの1枚として先発したことがある。

 今後の起用で注目したいのは、今夏に移籍してきたFW木下康介とユンカーの組み合わせだ。この2人は同時期にノルウェーリーグのスターベクIFに在籍したことがあり、まさに旧知の仲。

 木下は高校在学時から9年間欧州でプレーし、今夏の浦和への移籍においては“逆輸入”と話題を呼んでいる。身長は190センチと、186センチのユンカーよりも高く、長身の2人が前線で連動すれば相手DFにとってはかなり苦戦を強いられるだろう。さらに、「ユンカーやショルツとも問題ないくらい英語が話せる」と、ピッチでのコミュニケーションにも自信をみせる。

 ユンカーに生かし生かされる“相棒”として躍動する姿を見てみたい。

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