■19歳で五輪経験!マンUでプレーした中盤の要

香川真司

ポジション:MF

生年月日:1989年3月17日(32歳)

歴代所属クラブ:セレッソ大阪、ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド、ベジクタシュ、サラゴサ、PAOK(現所属)

五輪出場歴:北京

 五輪経験から数年後ではあるが、大きな飛躍を遂げたのが香川真司だ。ドルトムントではブンデスリーガ優勝を経験し、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たした。日本サッカーの歴史にその名を刻んだ一人だろう。

 香川はセレッソ大阪で活躍すると、2008年の北京五輪の日本代表に19歳という若さで選出。日本はグループリーグで敗退となるも、全3試合に出場した。北京五輪から2年後の2010年7月にドイツ1部のドルトムントへ移籍。ユルゲン・クロップ監督との出会いが転機となる。

 ドルトムントでは主力として活躍し、2度のブンデスリーガ優勝を経験。そして2012年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍となった。最初のシーズンでハットトリックを達成するなど、サッカーファンを驚かせ、そのシーズンのプレミアリーグ優勝を経験した。

 しかし、アレックス・ファーガソン監督が退任すると出場機会が激減し、2014年にドルトムントへ復帰。ベシクタシュへのレンタル移籍を経て、2019年8月にスペイン2部のレアル・サラゴサへ完全移籍することになった。今年1月からはギリシャのPAOKでプレーしている。

 北京五輪前には、平成生まれの選手としては初めてのA代表に選出。北京五輪やA代表での経験などを経て、ドルトムントやユナイテッドへステップアップ。日本代表では長らく背番号10を背負い、攻撃の中心として活躍した。

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