7月31日、東京五輪男子サッカーの準々決勝で、ニュージーランド代表と対戦した日本代表。
前後半の90分間を0−0、延長前後半の30分でもスコアレスに終わり、決着はPK戦にもつれこんだ。
日本が上田綺世、板倉滉、中山雄太、吉田麻也の4人が全員成功させたのに対し、ニュージーランド2人目のカカーチェのシュートを日本のGK谷晃生がストップし、4人目のルイスが外して、PK戦4−2で日本が準決勝進出を決めた。
その死闘の鹿島スタジアムに残されたメッセージが、話題になっている。
PK勝利に貢献した中山雄太が、8月1日、自身のインスタグラムに画像を投稿。そこには、ロッカールームのホワイトボードに、ニュージーランド代表が日本語と英語で日本代表の幸運を祈るメッセージが記されていたのだ。
英語では、
「Thanks kashima&Tokyo2020
We had a great time and heading home too soon.
Best of Luck Japan(JFA)
NZ Football kia kaha」
日本語では、
「ありがとう鹿島・東京2020
素晴らしい時間を過ごせました。
日本代表の幸運を祈っています。
頑張れ!
ニュージーランド フットボール」
このボードへの返答として、中山も英語でインスタグラムに投稿。
「サッカー選手である前に人として深く尊敬しています。怖いですが、彼らの情熱に負けないように頑張ります」
「私は何もしていませんが、日本のホスピタリティや人柄を誇りに思っています。人と人とのつながりは本当に良いものだと、ふと思いました。世界が今よりももっと温かいニュースで満たされることを願っています」
とつづっている。
ニュージーランド代表が、最後に日本に贈った言葉「kia kaha」は、マオリ語で「Be Strong」の意味。
8月3日の準決勝、対スペイン戦の前に、日本代表にとってなによりの贈り物となるはずだ。