■「久保もずいぶんシュートを打っていたけど…」
―前田はやはり有効ですか?
後藤「延長で相手が疲れている場面で、前田が走ったら、それこそロンドンの時の永井謙佑のようなゴールが生まれていたかもしれない」
大住「相手は嫌だよ。だから、堂安律も久保建英の両方を外す勇気はないんだよね。どっちかな、って考えた時に、久保のほうは、きょうは何もやれていないな、堂安はキープもできているし良いかな、って思っていたけど。やっぱり、久保の決定力を失うことはできなかったんだろうね」
後藤「久保もシュートはずいぶん打っていたからね、入りそうなのはなかったけど」
大住「あれは入りそうだったよ。延長後半10分にあった、上田綺世から貰って右から入ってきて、左足で打ったシュート。おっ、って思ったけど大外れだったね。左から上手く展開して、上田が下りてきて繋いで、右へはたいて、受けた久保が中に入って、左足を振り抜いたんだよね」
―南アフリカ戦で決めたようなシュートでした。
大住「大外れだった。こっちからはよく分からないけど、角度から言ってね」
後藤「いつもの角度だなと思ったけどね」
大住「あのへんも疲れだね」
後藤「疲れている上に延長後半だから」