■スペインと戦う三笘を見たい
2列目には、左から三笘薫、久保建英、堂安律。
「今回のスペイン戦で見られなかった三笘選手のプレーポテンシャルでどれくらいできるのか、期待したいですね。三笘選手はスーパーだと思っています。スペインと対戦しても、活躍してくれると思います」
心臓となる中盤の底は、「遠藤航選手と田中碧選手の2人に任せることが、日本が勝利をつかみ取るためには非常に大切なピースになると思います」。CBはフル代表でもコンビを組む吉田麻也と冨安健洋に任せ、右サイドバックにはオーバーエイジ枠の酒井宏樹。独特の考えながら、左サイドバックには本来右の橋岡大樹を入れたいという。GKは谷晃生も大迫敬介も、遜色ないだろう。
もしも再戦の場所が決勝になったならば、「日本が勝ってもうれしいですけど、やはりスペインに金メダルを取ってもらいたいです。レアル・ソシエダの選手も3人いますしね」とラレア氏。
多くの人が楽しみにする、日本代表にとっては自国開催という「世紀の大舞台」が、いよいよ幕を開ける。
Alex Larrea
スペイン、サンセバスチャン出身.元スペインサッカー協会会長の父、U-21スペイン代表で現在レアル・ソシエダ育成部長の兄など、エリートぞろいのサッカー一家で育つ。自身もカナダでプロとしてプレーした後、一度は会社員となるも、再び指導者としてサッカーの世界へ。ヨーロッパ最高位の指導資格であるUEFAプロライセンスを取得し、現在は日本でDV7サッカーアカデミーのディレクターコーチを務める。