■7人の控え選手にはFC東京入りする鈴木(秋田)も

GK 三浦龍輝(磐田)

第6節からスタメンに名を連ね、16試合出場で10失点。14節から20節まで7試合連続でクリーンシートを達成するなど、守備の安定に力を注いだ。ちなみに、新潟の阿部航斗がポジションを失わなければ、彼も候補にあがっていただろう。

 

センターバック 伊藤洋輝(磐田)

知念哲矢(琉球)、野田裕喜(山形)、江川湧清(長崎)らもピックアップしたいが、首位の磐田から伊藤を選んだ。3バックの左センターバックを基本ポジションとし、中長距離のパスで攻撃をビルドアップしつつ、効果的な持ち出しでラストパスやシュートも見せる。彼が先発に定着した10節から、磐田が調子を上げていったことも評価。

 

サイドバック 鈴木準弥(ブラウブリッツ秋田

J3から昇格1年目の秋田は、前半戦を7勝7分7敗で折り返した。全員攻撃・全員守備のチームで、攻守に存在感を発揮したのが右サイドバックの鈴木だ。リスタートのキッカーやロングスローの担い手にもなり、5アシストを記録。J1のFC東京への移籍をつかみ取った。

 

ボランチ 野津田岳人(甲府)

3-4-2-1のシステムでダブルボランチの一角を任され、展開力を生かしながら前線へ飛び出していく。20節のザスパクサツ群馬戦でリーグ戦3年ぶりの得点を決め、21節では直接FKを叩き込むなど、得意の左足は輝きを取り戻している。

 

2列目 風間宏矢(琉球)

初得点は18節と遅かったが、チャンスクリエイトでチームに貢献し、前半戦は3得点7アシスト。2得点8アシストの田中恵太と形成する右サイドは見どころに溢れ、前半戦は全試合に先発した。

 

2列目 泉澤仁(甲府)

松田天馬(京都)、本間至恩(新潟)、清武功暉(琉球)、上門知樹(岡山)らも候補にあがるなかで、甲府でチームトップの9得点(すでにキャリアハイだ)を記録している泉澤を選出。左サイドからの突破で違いを作り出し、今シーズンはゴール前で決定力を発揮している。

 

1トップ ピーター・ウタカ(京都)

京都はここまで32得点で、ウタカは11得点5アシストを記録。総得点の半分に絡んでいる。ゴール前での決定力はもちろんだが、周囲の選手を生かすパスも多い。2シーズン連続の得点王も射程だ。

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