「サッカー批評のtoto予想」(第1247回)7月3・4日 上昇中の横浜FMが「梅雨空の下でスリップ」!?の画像
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 今回のtotoではJ1第21節の6試合と、J2第21節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 4位のヴィッセル神戸が、13位の湘南ベルマーレをホームに迎える。順位は離れているが、その差が結果に直結するかは分からない。

 今季の初対戦では、スコアレスで引き分けた。当時も神戸が3位、湘南が12位という状況で臨み、勝ち点1を分け合った。

 今回の対戦は、当時と似た状況にある。その第10節に、神戸は5試合連続無敗で臨んでいた。しかもエースの古橋亨梧が4試合連続ゴール中と絶好調だったが、湘南からゴールを奪えなかったのだ。

 現在も古橋は波に乗っている。前節ではハットトリックを達成し、2試合連続ゴール中。だからこその落とし穴もありそうだ。

 加えて湘南は、神戸とのアウェイゲームでは6勝4分3敗と勝率5割に届こうとしている。両者の相性を考えても、湘南が勝ち点3を持ち帰ると予想する。

 16位の柏レイソルと2位の横浜F・マリノスの対戦は、順位の開きを考えれば横浜FMの勝利を予想したくなる。だが、あらゆる要素を考慮したほうがいいだろう。

 注目したいのは天候だ。Jリーグでは、「晴のち曇一時雨」「雨時々曇」など、天候を細かく分類して記録を残している。

 昨年のリーグ戦では、1勝1分で横浜FMが勝ち越した。横浜FMが勝利した第19節の天候は「曇一時雨」。この場合の勝率は、7勝1分2敗の横浜FMが、5勝2分4敗の柏を大きく上回る。

 リーグ戦では横浜FMが勝ち越したと記したが、昨季の対戦結果は1勝1分1敗である。柏はルヴァンカップ準決勝で、横浜FMを下しているのだ。その際の天候が、「雨」だった。

「雨」の状況下での柏の成績は、30勝13分25敗。32勝14分33敗と勝率5割を切る横浜FMを上回るのだ。

 雨でボールコントロールに苦しみながらも押し込む横浜FMに対して、柏がカウンターでゴールを脅かす。そんな様子は十分に想像できる。梅雨空の下、横浜FMが雨に足を滑らせることがないとは言い切れない。予想にあたり、当日の天候もしっかり考慮に入れるべきだろう。梅雨の時期は、気象予報も非常に難しいのだ。

 優勝した2019年のリーグ戦で、関東が梅雨入りした6月の横浜FMの成績は1勝2敗。2つの黒星は、いずれも雨空の下で喫したものだった。

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