■ヨーロッパとJリーグとの新たな関係性

 9年ぶりのJリーグ復帰となる酒井が成功すれば、さらにヨーロッパのクラブからJリーグに復帰しようという選手も現れることだろう。

 Jリーグのレベルは、ヨーロッパ各国のリーグに比べてそれほど低いわけではない。

 もちろん、豊富な資金力を持ち、世界選抜的なチームを編成している3大リーグ(あるいは5大リーグ)のトップクラスのメガクラブとJリーグでは比べ物にもならないが、そういったリーグの下位チームや5大リーグ以外の中堅国のリーグとJリーグの間に大きな実力差があるわけではない。「戦術的な緻密さ」という面では、Jリーグは世界でもトップクラスと言っていいかもしれない。

 それなら、ヨーロッパのクラブに移籍したものの5大リーグに手が届かない選手やビッグクラブに移籍したものの出場機会を得られない選手にとって、Jリーグ復帰も大きな選択肢となるべきだ。

 ヨーロッパで出場機会が得られないといった状況に陥ったらJリーグに復帰し、Jリーグで活躍して再びヨーロッパ移籍を勝ち取る……。そんな構造になっていくべきだ。

 そういう意味でも、ヨーロッパでもバリバリの現役だった酒井宏樹がJリーグに復帰して活躍することを期待したい。

PHOTO GALLERY 【画像】酒井宏樹加入後の浦和レッズ布陣図
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