【超テクJ動画】鹿島MF荒木遼太郎が魅せた「センスの塊ゴール」でC大阪撃破!の画像
鹿島アントラーズMF荒木遼太郎 撮影:中地拓也

■5月26日/J1第16節 鹿島アントラーズ1―0セレッソ大阪(カシマ)

 鹿島アントラーズがカシマスタジアムにセレッソ大阪を迎えた一戦は、重要な意味を持っていた。

 前節のサガン鳥栖戦で相馬アントラーズはリーグ初黒星を献上。それまで5勝1分と6戦無敗を維持していた流れを再び手繰り寄せるうえで、桜色から白星を奪う必要があった。

 その試合に相馬直樹監督は、中3日の試合ながら11人中8人が同じ先発メンバーを組んだ。替わったのは右サイドバックと中盤2人のみで、チームの蓄積を狙った指揮官の意図が見え隠れした。FW登録で先発した荒木遼太郎土居聖真は2試合連続先発。鹿島伝統の背番号「8」と「13」を背負う2人は、指揮官の起用に応えた。

 そして、その瞬間は、試合がスコアレスのまま進んだ72分に訪れた。

 白いユニフォームが自陣の低い位置でゆっくりボールを回す。それに、土井と松村優太が激しくプレスをかける。セレッソのセンターバックを務めるダンクレー瀬古歩夢は対人に強いだけに、容易に崩すことはできないが、このプレッシャーがその綻びを生んだ。左サイドバックに入った新井直人が出したボールが、ボランチの藤田直之とDFダンクレーのどちらなのか中途半端な位置にボールを戻してしまう。その中間にポジショニングしていたのが土居。絶好の位置でボールを回収する。

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