■いつもの3トップで同点を呼び込む
川崎の今季の3トップで最も多い組み合わせは、「ダミアン、家長、三笘」で11試合ある。名古屋との首位攻防戦も連戦に同じ3人を送り出した。ちなみに、3トップにこの3選手のいずれも入らなかったのは、仙台戦と福岡戦(4月14日)だけだ。3人のいずれかを残しながら組み合わせてきたことを感じさせる。
レモンガススタジアムで56分に先制されると、その1分後に3トップのウイングを同時に代える。家長と三笘を入れたのだ。さらに64分にダミアンを入れる。家長が一時インサイドハーフを入れる“変形”を見せながら、結局77分にはいつもの3トップにする。57分にチャンスが一気に増え、実際、82分に同点弾を呼び込んでいる。鬼木監督が3人に信頼を置く通りの結果となったのだ。
その鬼木監督が、この試合でとても珍しい場面を見せた。それは、後半の飲水タイムのことである。