■京都、8試合目のクリーンシートと41歳、磐田・遠藤保仁の健在
首位・アルビレックス新潟が初黒星を喫し、2位のFC琉球が勝利し勝ち点で並ぶ中、3位の京都サンガF.C.も負けない。水戸ホーリーホックとのホームゲームを制した。
チーム得点王のピーター・ウタカがメンバー外となったが、24分に福岡慎平が先制点をマークする。拮抗した試合を1対0のまま押し切り、リーグ最多の通算8試合目にして3試合連続のクリーンシートで勝ち点3を上積みした。
5月23日の次節は、新潟のホームへ乗り込む。勝点1差で新潟と琉球を追いかける京都は、勝利すれば首位に立つ可能性も出てきた。見逃せない大一番となる。
新潟、琉球、京都がJ1昇格争いの第1グループなら、第2グループはジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府、町田の3チームになるだろう。
勝点26で4位の磐田は、ザスパクサツ群馬を1対0で退けた。決勝ゴールを決めたのは、5節以来9試合ぶりに先発した遠藤保仁だ。0対0で迎えた50分、鈴木雄斗が右足で落としたボールを、ペナルティエリア内ほぼ正面から右足ボレーで合わせた。41歳のベテランは今シーズン初得点だ。
ピッチ上での存在感に陰りはない。高い技術に基づいたゲームコントロールと決定機演出は、磐田に欠かせないものとなっている。群馬戦後の鈴木政一監督も、「本当にチームを助けてくれた。ゲーム全体をコントロールしてくれた」と称賛した。
1998年に横浜フリューゲルスでプロデビューを飾った遠藤は、京都、ガンバ大阪を経て昨シーズン途中から磐田に在籍し、24年連続でリーグ戦のゴールを決めたことになる。通算ではJ1で103点、J2では8点だ。J1、J2の出場試合数は641+55で、合計696試合を数える。最短で6月13日にも、通算700試合出場の大台に乗ることになる。