【J1分析】浦和「入れ替え」3人が活躍!(2)39歳・阿部勇樹の鮮烈FK弾「蹴った瞬間に」の画像
浦和の阿部勇樹がFKを放った瞬間 撮影/中地拓也
浦和対仙台でのユンカー、阿部、鈴木彩艶の雄姿(2021年5月10日)

■5月9日/Jリーグ第13節 浦和レッズベガルタ仙台(埼玉)

 9日に行われたJリーグ第13節で、浦和レッズとベガルタ仙台が対戦し、浦和が2-0で勝利した。

 浦和は、5月5日に行われたカップ戦・柏戦でデビューを飾ったFWキャスパー・ユンカーが先発し、リーグデビュー戦となった。ボランチを務めたMF阿部勇樹は、第5節・札幌戦以来のスタメン。また、18歳のGK鈴木彩艶も先発し、リーグ戦デビューとなった。

 試合の序盤、浦和はミスが目立ち、思うように攻撃を仕掛けられない。逆に相手にパスミスを拾われて決定機をつくられるが、ここはGKの鈴木が好セーブを見せた。一方、浦和も前半15分にユンカーのヘディングシュートでゴールを狙うが、惜しくもバーの上へと外れ、0-0のまま前半を折り返した。

 試合が動いたのは、後半13分。FW武藤雄樹からスルーパスを受けて、フリーになったユンカーがペナルティーエリア内で左足でシュートを放ち、リーグデビュー戦にして初ゴールを挙げた。

 さらに後半30分、浦和はエリア手前正面でFKのチャンスを獲得。キッカーの阿部がこれをゴール右隅へ直接決めて、2-0とリードを広げた。阿部は今シーズン3点目のゴールで、チームでは最多得点を記録した。

 追加点の後から試合終盤には、仙台の時間帯が続くが、浦和は集中して守り切った。後半42分には、去年まで浦和に在籍したFWマルティノスがゴールを狙うが、GKの鈴木がゴールを割らせない。結局、無失点に抑え、2-0での完封勝利となった。浦和はこれで、ホーム戦は4連勝。仙台戦においては、2015年からリーグ戦13試合で負けなしと、勝率を伸ばした。

PHOTO GALLERY 浦和対仙台でのユンカー、阿部、鈴木彩艶の雄姿(2021年5月10日)
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