■5月8日/J1第13節 ガンバ大阪0―2川崎フロンターレ(パナスタ)
ガンバ大阪とのリモートマッチを2-0で制した川崎フロンターレ。その先制点を奪ったのが、レアンドロ・ダミアンだ。キャプテンマークを巻いたこのブラジル人ストライカーが41分に奪った得点が、ガンバゴールを破った。
このゴールをおぜん立てしたのが、長谷川竜也だった。左ウイングで先発した長谷川が、脇坂泰斗からのスルーパスをホームチームの背後で受けてドリブルを開始。東口順昭と1対1になりかけながらも、ガンバ守備陣の必死の抵抗でボールをかきだされてしまった。しかし、そのボールがダミアンの足元に吸い寄せられるようにして転がっていった。9番は、これを蹴り込むだけで良かった。
この得点が、ダミアンにとって今季10得点目。今シーズンのJ1で最速で2ケタに到達した。14試合で10得点というハイペースでゴールを量産しており、昨季の34試合13ゴールをはるかに上回るペースである。
ダミアンは得点後、最初は「スーパーマンが服を破り飛んでいく」というゴールパフォーマンスを息子に向けて披露したが、その後、得点機会を作った長谷川の元に寄っていく。そして、この188センチ・90キロのストライカーは164センチ・60キロの長谷川竜也を軽々と持ち上げたのだ。