◼︎試合終盤にも痛恨のミス

 0-1のビハインドのまま迎えた後半、浦和は負傷したMF柴戸海に代えて、DF山中亮輔を投入。山中は左SBの位置に入り、明本を左SHに上げた。

 後半13分、その山中がチャンスを作る。ペナルティエリア手前の中央で浦和がFKを獲得すると、キッカーの山中が直接ゴールを狙うが、相手GKに阻まれた。

 その後も、浦和はゴール前までボールを運べるものの、シュートまで持ち込めない場面が続き、チャンスのシーンでもフィニッシュの精度を欠いた。リードを守ろうと守備を固める福岡に対し、浦和は攻めあぐね、試合終盤までスコアを動かすことができなかった。

 逆に、試合終盤の後半41分、福岡に追加点を与えてしまう。左サイドからのクロスをペナルティエリア内で受けたFWジョン・マリが強烈なボレーシュート。反応した西川は、一度はボールに触れるが、ボールの勢いが勝り、取りこぼしてしまう。体制を崩した西川は再びボールを収めようとするが、はじかれたボールはそのままゴールラインを割った。結局、浦和に得点は生まれず、0-2の完封負けを喫した。

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