■5月1日/Jリーグ第12節 アビスパ福岡―浦和レッズ(ベススタ)
5月1日にJリーグ第12節が行われ、アビスパ福岡と浦和レッズが対戦した。リーグ戦2連勝中の福岡に対し、浦和も公式戦直近3試合で負けなしと、好調を維持する両チームが顔を合わせたが、浦和が福岡の堅守に屈し、0-2で敗れた。
浦和にとって福岡戦は、1999年9月の対戦時以来の黒星となった。
浦和は前節のリーグ戦・大分戦から先発を2人入れ替えた。MF伊藤敦樹がボランチの位置に入り、リーグ戦初先発となるエースのFW興梠慎三がワントップを務めた。また、大分戦はSHで先発した明本考浩は、今節では左SBの位置に入った。
試合は開始早々に動く。前半8分、予想外の形から、相手に先制を許す。DF志知孝明が左サイドからクロスを送ると、これに対応しようと飛び出したGK西川周作が、ペナルティエリア内で交錯し、相手FWについていた明本と接触した。一度はボールに触れた西川だったが、明本との接触でまさかのファンブル。このこぼれ球をFWブルーノ・メンデスに押し込まれ、不運な形で失点した。
前半15分、 右CKを獲得した浦和は、キッカーのFW武藤雄樹がショートコーナーでMF関根貴大へパスを出す。武藤はワンツーでボールを受け、ペナルティエリア内へ進入してシュートを放つが、福岡のGK村上昌謙の好セーブではじかれてしまう。
ボールを保持する浦和だったが、戻りが早い福岡の守備の壁を破れず、逆にボールを奪われると素早くカウンターを仕掛けられ、対応に手こずった。前半23分にはブルーノ・メンデスがカウンターで持ち込むと、右サイドからクロスを送る。これにフリーのFW渡大生がオーバーヘッドでアクロバティックに合わせたが、ここは西川が好反応でなんとか防いだ。