◼︎「新しい“田中達也像”を見せたい」
後半24分に投入され、少ない出場時間ながら、田中が“恩返し弾”を決めた。今シーズンから浦和に移籍した田中は、去年まで大分に在籍。試合後、古巣を相手に移籍後初ゴールを奪ったことについて、田中は「成長させてもらったクラブなので、本当に感謝しかないですし、(ゴールは)ちょっと複雑ですが」と前置きしたうえで、「個人としては結果を求められていたと思うので、決められて良かったです」と振り返った。
カップ戦でのアシストに続き、今節では移籍後初ゴール。最近のコンディションについては、「自分がやるべきことを割り切ってできるようになってきたと思う」と、凛とした表情で答えた田中だったが、ゴール後の埼スタの雰囲気について問われると、「やはり迫力があるし、このスタジアムの声援を背負って得点を決められるというのは最高でした」と笑顔を見せた。
今後のプレーについては、持ち味の走力について言及し、「誰にも負けないように走って、そこでゴールやアシストでチームに貢献できるように頑張りたいです」と話した。
かつて浦和に在籍した偉大な先輩、田中達也(J2新潟在籍)と同姓同名で、さらに誕生日も同じ。レジェンドがつけた背番号11番を自ら志願し、今シーズンから引き継いだ。同じ名前の先輩の姿に、幼少の頃からずっと憧れていたという田中は、移籍後の会見で、「サポーターの皆さんには新しい”田中達也像”を見せたいです」と、意気込みを話していた。”新生・田中達也”の活躍から目が離せない。
■試合結果
浦和レッズ 3-2 大分トリニータ
■得点
3分 西大伍(浦和レッズ)
24分 町田也真人(大分トリニータ)
41分 町田也真人(大分トリニータ)
75分 槙野智章(浦和レッズ)
82分 田中達也(浦和レッズ)