清水エスパルス湘南ベルマーレは、ともに2勝4分4敗で勝ち点10という状況だ。しかも清水は9得点13失点、湘南は9得点11失点と、得失点もほぼ同じなのだ。

 さらには、両チームとも前節はドローに終わっている。さらにはミッドウィークのルヴァンカップでも、両チームとも勝ち点1獲得に終わっている。

 互いに得点力に苦しんでいるところも、徐々に守備に安定感が出ていることも共通している。こうなれば、やはりドロー決着を予想したくなる。

 サンフレッチェ広島アビスパ福岡は、5年ぶりに顔を合わせる。前回対戦した2016年には、広島が2試合とも4ゴールを奪って快勝している。

 広島は前節、首位を快走する川崎フロンターレ相手に1-1で引き分けた。もちろん欲しかったのは勝利だろうが、現状での川崎の圧倒的な強さを考えると、健闘したと言っていい。

 ここまでの流れを見ると広島優位と考えられるが、見逃せないデータがある。通算では広島が14勝2分9敗と勝ち越しているのだが、広島のホームに乗り込んだ福岡は5勝2分6敗と、アウェイをあまり苦手としていないようなのだ。

 さらに、今季の福岡が多く獲得した外国籍選手たちが入国可能となり合流するや、ミッドウィークのルヴァンカップではジョルディ・クルークスが決勝点。頼もしい助っ人による後押しも期待できる福岡の勝利の可能性は、十分にある。

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