■後半はシュート0も「選手を育てていく」
「なかなかシュートまでは行けなかったですけど、そこは成長していくしかないのかなと。選手たちもこういう状況でのゲームをたくさん繰り返していきながら、選手を育てていかないといけない」
こう指揮官が話したように、若き鳥栖イレブンは1試合1試合成長している。敵地で電光石火の得点をして、そのまま逃げ切るのも大きな財産となる。
開幕6戦無敗で好調な出足ながらも、その後の4戦で3敗。失速したかに見えたが、その後、見事に連勝してみせたのは、チームが前進している証拠だ。
3位をキープしている鳥栖。
「ここからまた前進していきたい」
こう話した金監督の視線からは、シーズン前の下馬評を覆すだけでは満足していない野心が感じられる。次節は、ホームに鹿島アントラーズを迎える。監督交代となった名門チームから、3連勝を奪ってみせる。