【J1分析】サガン鳥栖がFC東京撃破で3位キープ!"後半シュート0"も指揮官「選手を育てて」2連勝!の画像
試合後に笑顔で集合写真を撮ったサガン鳥栖イレブン 撮影:中地拓也
■【画像】FC東京と戦ったサガン鳥栖の写真全43枚■

■4月24日/J1第11節 FC東京―サガン鳥栖(味スタ)

 青赤サポーターが見守る味の素スタジアムを制圧だ!
「まん延防止等重点措置」の適用を受けて観客数5000人に制限され、しかもビジター席が設けられなかったこの一戦。リモートで応援する鳥栖サポーターに、勝ち点3を届けてみせた!

 主役は、10番を背負うMF樋口雄太。18分、樋口が右サイドから左足で上げたクロスは、ゴールの方向に向かう軌道を描く。これに、反応したのはFW酒井宣福。FC東京DF渡辺剛の前に素早く出て早くGKと1対1の状況を作ると、クロス頭で合わせてネットを揺らしたのだ。試合開始からわずか18分。敵地で大きな先制弾となった。

 さらに34分、今度は樋口自身が魅せる。この試合でアンカーで先発した東京MF森重真人から2トップがプレスをかけてボールを奪い、素早くショートパスをつないで樋口に渡す。鳥栖の10番はそのまま前進。樋口に対しては東慶悟が寄せに行っていたが、小川諒也がプレッシャーをかけにいくのを一瞬ためらった素振りを見せるや、左に持ち出してうまく東のプレッシャーをかいくぐる。

 そしてペナルティエリア外から豪快なミドルシュートを青赤ゴールのネットに突き刺してみせたのだ。間違いなく樋口の“ゴラッソ”だが、同時に、酒井と林大地の献身性、さらには、中盤でのボール回し、そして選手の積極性と、鳥栖の良さが凝縮された得点シーンだった。

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