3月３０日のW杯２次予選、日本代表対モンゴル戦は１４対０という華々しいフィナーレとなった。その前日の３月２９日には、U２４日本代表がアルゼンチンを相手に３対０という完勝劇で、２６日の０対１という敗戦のリベンジを果たした。３月の代表ウィークでのフル代表２試合、五輪代表２試合の計４試合は日本に何をもたらしたのかーー。サッカージャーナリストの大住良之と後藤健生ががっぷり四つに語り合う！
―田中碧はオリンピック明けには日本からいなくなっているかもしれませんね？
大住「そうかもしれないね」
―まさに一大“輸出国”、川崎ですね。
大住「田中と三笘薫が海外に行くくらいじゃないと、Ｊリーグがつまんないよ」
後藤「川崎はすごいよね。板倉滉もいて、三好康児も川崎育ち。あと旗手怜央も育ったのは違うチームだけど今やフロンターレだし。山根視来も今やフロンターレ」
―林大地は五輪代表に残るでしょうか？
大住「可能性は十分あるよね。だって決め手がいないんだもん。上田綺世がオリンピックのチームでは、一番期待しているんだけど、今回で選ばれた中には決め手はいないよね」
後藤「今年は出遅れちゃったからね。去年の最後のほうの上田は本当にすごかった」
―そして前田大然が出てきたら、面白くなりそうですね？
大住「そうだね。けど、彼もワントップのタイプではないよね。マリノスではそうやっているけど、あそこには１人収まる選手がいないと、試合が落ち着かなくなっちゃって辛いね」
後藤「あそこはオーバーエイジで連れてくるしかないよ」
大住「大迫勇也になっちゃうじゃん」
後藤「本田圭佑はどうですか？」
大住「本田か……最近見てないなぁ」
―組み合わせの抽選は４月２１日で、6月に２試合を組まれて、そして７月直前ですね。もう試合は少ないですが、森保一監督がどうするか楽しみですね？
大住「そうだね」
