■降格圏に接する2チームとの直接対決
「なかなか勝点1も取れない状況。戦い方に関しても90分のマネジメントで、しっかりと自分を含め選手と一緒に合わせていかなくてはならない」
指揮官はこう話して前を向いたが、昨季に引き続いて過密日程の今季は、中2日で28日にはアウェイでルヴァン杯・神戸戦、5月2日にはJ1リーグ・清水戦、5日にはルヴァン杯・徳島戦、9日におはJ1リーグ・湘南戦と続く。現在、清水は15位、湘南は16位と降格圏に接する順位に位置しており、ここの試合は「勝ち点3」以上の価値を持つ。
今季6年目を迎える片野坂体制の大分トリニータ。10試合終了時点で、7得点17失点、勝ち点「5」という数字は、いずれも目指すものとはほど遠い。敵地で浦和から奪った2得点を、絶対に生かしてみせる。