■4月24日/J1第11節 浦和レッズ3―2大分トリニータ(埼玉スタ)
悔しすぎる逆転負けだ。敵地に乗り込み、先制しながらも一度は逆転した試合をひっくり返されて2-3で敗戦。片野坂トリニータが7連敗を喫してしまった。
開始わずか3分で浦和DF西大吾に先制されるいやな展開を吹き飛ばしたのは、MF町田也真人だった。24分と35分に連続ゴール。いずれも流れの中からの得点で、相手ゴール前でボールがこぼれたところに詰め、豪快に決めたゴールだ。試合前にJ1リーグ戦500試合出場の記念セレモニーを行ったGK西川周作から決めた、価値のある2得点だ。前半45分は、最初の失点シーンを含む立ち上がりを除けば大分ペースで試合が進み、片野坂知宏監督も「前半の入り、早い時間に失点してしまったが、その中でも選手は準備してきたことをしっかり表現してくれた」と称えた。
しかし、雲行きが怪しくなったのは後半開始のホイッスルが鳴ってからだった。片野坂監督は、「後半に向けて、2-1のままでは厳しくなるだろうということで、やはり3点目を取りたい」と危機感を持っており、実施ア、「そういう意識の中で選手たちも取りにいってくれた」と話したが、75分に同点弾を喫する。そして82分、古巣対決となった田中達也に強烈なお見舞い弾を決められてしまう。後半の2失点はいずれも大外に詰めていた浦和の選手に決められたもので、同じ形を繰り返してしまった。