■「五輪代表とフル代表が融合しないといけない。今の代表はまだ仮の姿」
―フル代表はこれからどう進むのでしょうか? 先ほどは2020年の10月、11月に欧州での試合が組めて、守備ができて、そこに攻撃を足してきたわけですが。さらにこれからは?
大住「オリンピック次第だと思うんだよね。要するに、オリンピックで良いチームにならなきゃいけない、オリンピックである程度勝ち上がって、活躍できなきゃいけない。少なくとも内容は良くないといけない。それと今のフル代表が融合することで、初めて最終予選で戦えるチームができると思う。今の日本代表はまだ仮の姿」
後藤「普通より大変なんだよね。普通はフル代表と、オリンピックチームを融合すればいいんだけど、結局、今回も来られなかった選手がいっぱいいて。去年の秋はヨーロッパの選手だけだったし、そういう面でもうまく融合をさせないと。ただし、今回は、もともと全部を森保監督がやっているから。違う監督がやっている時とはまた話が違う。
あと、オリンピックだって本当にあるのかって思うし、ワールドカップだって9月から最終予選ができるのかって話もあるけど」
大住「無理矢理、二次予選は6月に終わらせることにしたから」
後藤「それだって、これから第4波が来たら分からないよ」
大住「それはそうだ」
―25日の韓国との試合を見て、このチームでワールドカップのベスト8を狙わねば、と言う気分にもなっているんですが。
後藤「そういう意味では、これから強い相手とどうやってたくさんできるか」
大住「メキシコみたいなね?」
後藤「去年の10月11月は本当に良い機会だったよね。アフリカの選手と戦えて、最後にメキシコにレッスンを受けて」
大住「いまメキシコと戦いたいよね?」
後藤「メキシコでもアルゼンチンでも、そういうクラスとどんどんやればいいんだけど。ワールドカップ予選が始まっちゃうと、6月の3試合は予選になっちゃう」
大住「3月の残り試合を入れ替えたらいいんじゃないかな? 29日の月曜日にフル代表がアルゼンチンとやって、30日の火曜日にアンダー24がモンゴルとやったら?そしたらアンダー24だって、やられっぱなしよりもできるぞ、って言う自信を掴んだほうがいい」
―お二人とも29日の北九州にはいらっしゃるんですか?
大住「行くよ。北九州の試合が楽しみになったよね。田中碧がはいって、26日のレッスンをどう生かすか。これは非常に興味深いところだね」
後藤「試合を実際に見るとやっぱりいいよね。25日の韓国戦なんて、久しぶりのフル代表戦で興奮しちゃって、なかなか寝つけなかった」