■「海外だけど他国より近くて試合しやすい相手なのもいいね」
大住「やっぱり一緒にやったら、そういった韓国から学ぶべき部分はたくさんあるよね」
後藤「日本は上手いんだけど、ちょっとなあ、っていう部分があるから」
大住「日本の若い選手、世代のトップにいる選手は特に、自分の上手さに溺れて成長を止めてしまっていることが多いんだよね。アンダー20の頃の堂安律なんかは、そんなタイプだった。彼は頭ひとつ抜けてたから良い選手になったけど。韓国と戦うのは、そういった選手にとってすごくいい刺激になると思うんだけどな」
後藤「これが本当に30年前とかだと、負けると監督のクビが飛ぶといったこともあったんだけど、今はそういうことはないでしょ。 もっと対等な関係として試合ができるじゃない。
昔の韓国なんかは日本に負けると国辱ものだったけどさ。本当か嘘かわかんないけど、玄界灘に身を投げろ、みたいな。今はそういう時代じゃないんだから、純粋にサッカー競技としてやればいいじゃないのかな、って思うんだけどね」
―今回、韓国とマッチアップをしてくれた日本サッカー協会のファインプレーですね。
後藤「最も移動しないで戦える海外の相手なんだから。こういうご時世としてはお互いに良い話だよね」
大住「韓国国内では、なんでアウェイ戦なんだ、っていう声もあるみたいだけどね」
後藤「今度は北九州でU-24代表の試合があるわけじゃない? そしたら韓国とも北九州とか福岡、釜山でやれば、ほとんど移動しないで済むのにね。コロナが心配なら、朝に釜山に行って、試合をして日帰りで帰ってくることもできるわけでしょ。アビスパ福岡が札幌に遠征するよりずっと近いよ。釜山のチームがソウルに行くよりも近い」
大住「けど、本当によく日韓戦をやったなと思う。ミャンマーと試合ができないってなった時に、スパンと動いてくれたし。日本サッカー協会は本当に去年からよくやっていると思う」
後藤「ここで強い相手と戦えるっていうのは良いことだよね」