■4バックに変更した「最初のプラン」

 指揮官は、仙台というチームに“タフさ”を植え付けたいのかもしれないし、実際、2失点の場面ではそれを課題として挙げていた。その背景には、昨季から続く“失点後の失点”を防ぎたい思惑もある。

「これまでの4戦を見てきた中で、失点を引きずってまた失点してしまうようなことが2つ以上は今日はなかった」(手倉森監督)

 5失点、5失点、3失点と続いてきた中で、FC東京戦の“最少得点差”での敗戦は、わずかではあるが前進と言えるだろう。

 仙台はスターティングメンバーの段階で3-4-3でも4-5-1でも組み替えられる選手構成だったが、実際、70分過ぎから4バックに変更して戦った。これは「最初のプラン」(手倉森監督)通りで、「点が欲しいとき、ビハインドで勝負しようと思ったときは4-4-2、4-2-3-1に変えたいというのはミーティングでも話してい」たというから、チームに戸惑いはなかった。

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