■連勝の琉球は2試合連続で開始1分に先制!
新潟と同じく連勝を飾ったチームが、もうひとつある。
FC琉球だ。
レノファ山口FCとホームで対峙した琉球は、キックオフ直後に阿部拓馬の左足ボレーで先制する。ジュビロ磐田との開幕戦に続いて、開始1分でリードを奪ったのだ。
1対0のまま試合を進めた27分には、右サイドバックの田中恵太が追加点をマークする。複数の選手が関わった崩しからの追加点は、樋口靖洋監督をして「狙いどおりの取りかた」というものだった。
後半に入った58分に失点し、1点差に詰め寄られた。その一方で、阿部のシュートがポストに嫌われるなどして、3点目を取ることはできなかった。それだけに、試合後の樋口監督は表情を緩めなかった。
「連勝という意味では非常にいいスタートを切れたが、3点目が決められないこと、少し受けにまわった時間帯に失点したことなどを考えると、まだまだしっくりこないゲームだった」
ホームゲームが2試合続いたのは、琉球のほかにギラヴァンツ北九州、SC相模原、栃木SC、東京ヴェルディの4チームだ。結果は明暗が分かれるものとなっており、北九州と栃木は連敗スタートとなった。
J3から昇格した相模原は、J2で初めての勝点をつかんだ。開幕節では京都サンガF.C.に敗れたものの、今節はザスパクサツ群馬と0対0で引分けたのだ。三浦文丈監督は「自分が就任してから粘り強くやるというスタイルを植えつけようとしたなかで、今日はウチのカラーが出たゲームだったと思う。次は勝点3を取れるように、ゴールを奪えるようにやっていきたい」と、手応えもにじませていた。