■3月7日/J1第2節 横浜FM―サンフレッチェ広島(日産スタジアム)
“ハマの韋駄天”がその能力を存分に見せつけた。
それは、横浜FMがホーム開幕戦で2点のビハインドを背負っていた34分のことだ。今年、大分から移籍してきたMF岩田智輝が前線に浮き球パス。それに反応したのが、前田大然だった。
フワリとした浮き球は、広島のディフェンダー2人にクリアされるかと思われたが、戻りながらのクリアだったため一人がヘディングミス。こぼれて高くバウンドしたボールに、前田とDF野上結貴が寄せた。野上はクリアしようとするが、前田が素早く野上の前に右足を出してボールを懐に入れる。