■”ダイゼン流”のマリノス対応術
能力を発揮しきれていないことは本人も自覚しており、「左ウイングはマリノスでは張ることを求められますが、僕は張るのがあまり得意ではありません。去年と同じようにやっていたら自分でもうまくいかないと思っていたので、うまく中に入りながら自分の良さを出そうと考えていました」と話している。
試行錯誤を重ねた“シン・ダイゼン”が、ホーム開幕戦でお目見えしたというわけだ。
前田はこの試合で、67分にダイビングヘッドによる得点も決めており、81分間の出場で2得点。2度も2点差とされたチームの窮地を救っている。
FWエウベルがスターティングメンバーに絡めず、FWレオ・セアラはいまだ日本に入国できていない状況だが、前田が低迷するトリコロールをけん引してくれそうだ。