■腕を出して前進を止めようとしたが…

 野上は前田に体を寄せて前田の動きを制限しようとするが、それを上回る強さで前田が耐え、さらにしなやかな動きでボールをゴール方向に移動させる。

 さらに野上は左腕で前田の腹部を押さえて前進を止めようとするが、前田は前に転びそうになりながらもドリブルを開始。逆に野上が転んでしまい、前田にシュートを許してしまったのだ。ボールはゴール右隅に冷静に流し込まれ、横浜FMが1点を返したのだった。

 前田のスピードはもともと有名だったが、2019年7月にポルトガル・マリティモに移籍してからは、力強さがさらに増している。昨年8月に横浜FMに移籍してからは、23試合に出場。しかしながら、2得点しか奪えていなかった。

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