■「ミスが多すぎて、ポステコグルーの理想がどうとか以前の状態だった」
大住「ポステコグルーは自分がやりたい、夢見るサッカーを実現するんだっていう、そのサッカーができるできないが一番大事で、勝敗は二の次だ、というスタンスで。それがマリノスの魅力だったんだよね。去年も波があって、良くない試合もあったけど、良い時はものすごい力だったし。すごくびっくりしたのはACLの最初のホームゲーム(※2020年2月19日の対シドニーFC戦)」
後藤「そうそう。あれはすごかった」
大住「オーストラリア王者のシドニーFCをボコボコにしたとき。あの路線にさらに新しいものを付け加えて、発展させるというのではなく、ちょっと、後ろ向きの感じがするんだよね」
後藤「川崎戦の前半は普通のサッカーというか。うーん……結果を出しにきたな、という感じがしましたね」
大住「ポステコグルーこれで良いのか、って感じだよね。
とにかく昨日のマリノスはミスが多くて、田中碧のようにパスがズバッと突けるというプレーがほぼ無かったから。理想がどうなのかって考える以前の状態だと思うんだよね。
実はハーフタイムの時に、等々力の一階へ降りたら、ちょうど記者席に上がるエレベーターの前に、マリノスのロッカールームがあるのね。そしたらバババババって怒鳴りまくってんの、誰かが英語で。誰だろうって、よく聞いてみたらポステコグルーの声だったんだけど。あの人こんなにキレるのかって感じで、もうめちゃくちゃに」