J1リーグ第1節 湘南ベルマーレーサガン鳥栖
2月27日(土)|15:00 レモンガススタジアム平塚
両チームには、似た点が多い。湘南ベルマーレは財政基盤が小さく、コロナ禍においてクラウドファンディングを行った。サガン鳥栖は経営危機が表面化し、社長が交代した。そして両チームとも、昨季は振るわなかった。湘南は最下位に沈み、13位だった鳥栖も湘南より勝ち星が1つ多いだけの6勝にとどまった。
さらにこのオフには、主力が抜けた。両チームとも、苦しい戦いを覚悟して新シーズンに突入する。つまり、J1残留がまずは第一目標となるチーム同士の「生き残り」をかけた一戦だ。
ただし、主力が抜けたということは、他の選手にチャンスが訪れるということだ。湘南は新戦力、鳥栖は若手がチーム内競争の中心となる。その刺激を未来へとつなげる、大事な今季初戦が始まる。
■湘南ベルマーレ
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△0-0 仙台(A)
L●1-2 大分(H)
L△0-0 浦和(A)
L●1-2 G大阪(H)
L△1-1 清水(A)
【通算対戦成績】
H 27試合・15勝 6分 6敗
A 28試合・11勝 8分 9敗
計 55試合・26勝14分15敗
【直近対戦成績】
2020年10月25日 J1第24節 △2-2(A)
2020年10月21日 J1第13節 △0-0(H)
2019年 8月17日 J1第23節 ●2-3(H)
2019年 4月28日 J1第 9節 ○2-0(A)
2018年10月 6日 J1第29節 ○1-0(A)
【今節のみどころ】
齊藤未月と鈴木冬一がヨーロッパへ、金子大毅と坂圭祐は国内他クラブへと移籍した。そうした昨季主力の穴を、新戦力で補おうとしている。
3バックは石原広教を中央にまわしつつ、ベテランの山本脩斗に頼ることになりそうだ。中盤でも高橋諒と中村駿と、新戦力の先発が濃厚だ。
懸念の得点力不足解消に外国人FWを獲得したが、新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、まだチームに合流できていない。ベテランの石原直樹は計算の立つFWとはいえ、浮嶋敏監督の手腕が大きく問われることとなりそうだ。